2023年5月27日土曜日

ロアマスターズ・アーカイブ:アンドーンテッド-栄光の人生

LOREMASTER’S ARCHIVE: UNDAUNTED – A LIFE OF GLORY

12/05/2014


アンドーンテッドの創設者の伝記を、創設者その猫の言葉から直接学びましょう!

本日のアーカイブでは、危険と隣り合わせのギルド「アンドーンテッド」の創設者、赤爪トゥルクの自伝をご紹介します。一体誰がこのようなギルドを設立したのだろうと思ったことのある方がいれば、彼の言葉の中からいくつかの答えを見つけることができるでしょう。私たちはその言葉が誇張などではないと確信しています。

次回は新しい伝承の本と、ダンジョン探検家としても有名な研究者、キレス・ヴァノスによるドゥエマースタイルの鎧に関する質問への回答をお届けします。



『アンドーンテッド:栄光の人生』
赤爪トゥルク著

UNDAUNTED: A LIFE OF GLORY
By Turuk Redclaws


名誉と正義のために戦う者がいる。金貨のために剣を血で洗う者もいるだろう。それから......他の者がいる。この者のように、危険を好む者たちが。兄弟姉妹がまだ母猫のスカートの下でニャーニャー鳴いていた頃、トゥルクはキッチンの一番高い棚を征服し、シュガービスケットを焼きに来る母猫の頭に飛びかかっていた。その小っちゃな勇気に燃える若き日々から、この者の活躍はさらに大きく野心的になった。アンドーンテッドの創設メンバーとして、この者の注目に値する功績は記録されるべきだ。それを記すのにこの爪より良いものがあるか?

ママの切実な願いにも関わらず、この者は砂糖畑に行く運命にはなかった。リスクと危険のスリルが呼んでいたのだ。兄弟と姉妹はこれまで以上に偉大な挑戦──英雄である赤爪さえも何度か危機に陥らせるような挑戦を考えることに夢中になっていた。掘って、植えて、切り刻むだけの毎日は、眠っているセンチ・タイガーを棒でつついて逃げる楽しさや、その他の野生的な挑戦の興奮にはかなわなかった。

結局のところ、そういうことはこの者の親愛なる母には手に負えないものだった。骨折やその他の英雄的なおこないに伴うこまごました結果についてしょっちゅう心配させられるのは、彼女の可哀想な心臓にとってよくないことだった。そこで母は、憐れなトゥルクが大きくなるとすぐに戦士ギルドの見習いとして加入させることにした。幸いなことに、この事はほどなくして有意義な決断であったことが判明した。ギルドでこの者は多くの武器を使いこなす訓練をし、冒険に生きるための基本を学んだ。

しかし悲しいかな、退屈がこの者の尾を引くようになるまでそう長くはかからなかった。戦士ギルドは面倒なルールや規定だらけで、慎重になりすぎるあまり、どんな契約からもあるべき楽しみを奪ってしまうのだ。「いやダメだ、トゥルク。フロストトロールの洞窟にバターナイフで挑むなんて認められない。賢明じゃない」「トゥルク、ダンジョンであまり走るんじゃない──罠があるかもしれないだろ!」「回復の薬を十分に持つのを忘れるな」まったく! 腰抜けにもほどがある!(※Milksop blubbering!)

訓練とより大きな危険への飽くなき飢えを武器に、この者は独自の道を歩み始め、デューンからウィンドヘルムまでタムリエルを放浪し、農夫の伝説や地元の噂話に出てくるような怪物を追った。死霊術師の巣から強大な獣の巣窟まで、どんな洞窟や遺跡も恐ろしすぎるなどということはなかった。この者のまさにこの爪は、ある地方で知られる最も恐ろしいオーガだったグラッシュ=グラッシュを始末し、ヤギと馬を丸ごと貪りくらってグレナンブラの野原を悩ませていた巨大なヘビ、スパインスナップに最後の一撃を与えた。リストは数え切れないほどある。ひょっとするとこの者はそういう物語のためだけにまた別の本を書くことになるかも知れない!

そうした旅の途中でこの者は、大いなる困難を前にしても怯んだり、たじろいだりすることなく挑戦を楽しむ何人かの仲間と出会った。同じ志を持つ仲間の中でも、剛きモルドラと斧のカイルスティグは本当の意味で気の合う者たちだった。彼らは危険な場所をたくさん知っていて、お互い普通では考えられないような挑戦をしていた──例えば裸でダンジョンを駆け抜けるとか。噂が噂を呼び、次第に多くの者がこの者たちを探し求めるようになった。そうして「アンドーンテッド」が誕生した。



赤爪トゥルクがあなたの質問に答えます:
TURUK REDCLAWS ANSWERS YOUR QUESTIONS:


「アンドーンテッドのギルドについての質問があります。具体的には、ギルドの規模についての質問です。アンドーンテッドはかつて戦士ギルドと魔術師ギルドを合わせたほどの大規模なギルドだったというのは本当ですか?」── Runs-In-Mudより


赤爪トゥルクの回答
「この者は戦士ギルドや魔術師ギルドがどれくらいのメンバー数を誇ってるのかは知らないが、トゥルクが聞いたところによると新人の定着率が格段に高いそうだ。好きにさせておけばいい。傭兵や変人は着飾っていた方が生きやすいものだからな。着飾った傭兵や変人を悪く言うつもりはないぞ──アンドーンテッドにはそういう者がたくさんいる」

「具体的な質問に答えると、アンドーンテッドのメンバーは月のように満ち欠けする。風向きのいい頃には、血のたぎった若者から老いぼれまで常に関心を集めている。彼らは冒険や、名誉ある死を求めて大勢やってくる。戦士ギルドが年寄りや若者を受け入れないからかも知れない。だがアンドーンテッドは喜んで彼らを受け入れる。恵雨の月の初めには、トゥルクが自ら、最初の試練に合格した何十人もの新人の証人になっている。とはいえ、月日が経つにつれて、その数はタムリエルの暗黒の深淵によって蝕まれてく。悲しいことだが、そういう深淵の中でこそ、真のアンドーンテッドは鍛えられるのだ」

「トゥルクの友人のタリッセが、トゥルクがまだ質問に答えていないと言ってきた。あの者は自分が偉いと思っているな。とにかくトゥルクは周りを見てみる。数える時間をくれ……トゥルクには5人見える。不屈の5人。トゥルクは自分の目で確かめるまで、残りの者を生きている者には数えない。この数は戦士と魔術師のギルド全員を合わせたよりも多いか少ないか? トゥルクには知る由もない」

「トゥルクは、この質問は剛きモルドラが答えた方がよかったのではないかと思い始めた。彼女は数えるのが得意だからな」


「初めてお会いしたとき以来、あなたは私に役立つことをいくつも教えてくれましたね。しかし私はあなたから学べることがまだ他にもあると感じています。タムリエルのダンジョンを調査するにあたって、私と味方の助けになるような究極の知識、あるいは技があるのではありませんか。いつか私たちにその秘密を明かしてくれることはありますか?」── Larenia Moonshine より


赤爪トゥルクの回答
「トゥルクは、高名なLady Moonshineのことを覚えていると言いたいところなのだが、なにせトゥルクは酒場に住んでいるので、悲しいかなそうは言えない。この者はお前が、彼が酔っ払った状態で“血の祭壇”の出し方を教えた時にいた者の一人でないことを願っている。あの場にいた哀れな者たちはその夜のことを忘れたいと願いながら残りの人生を送ることになるし、トゥルクはいまだに耳に詰まった酷いごみを引っぱり出そうとしている」

「新しい技といえば、アンドーンテッドは常にスキルに磨きをかけている。だが、基本を改良するというのは難しい。この者が思うにお前はアンドーンテッドの教えを全て学び終えたようだ。ただ、もしかするともっと深い意味では、成功に必要なのは技ではないのかもしれない。戦いに持ち込む武器でもない。重要なのは抜け目なくあることだ。お前と、お前の仲間が」

「それに、お前はもう血の祭壇の作り方を知っている。他に何が必要がなんだ? 血の祭壇はトゥルクの厄介ごとを全部解決してくれるぞ。それがまた別の問題になるんだが」


「アンドーンテッドに加わった“新しい血”が去っていく割合は一般的にどの程度ですか?」──Kii-Namより


赤爪トゥルクの回答
「トゥルクはさっきもこれに似たような質問に答えたと思うが、今夜はムーンシュガーを何個も食べたからな。アンドーンテッドは新しい血を頻繁に勧誘する。以前は大勢の仲間がいた。Sva ‘The Saw’ Crenshaw、Severio ‘the Full Nelsonius’ Nelsonius、Lex Pilper──多くの奴がいたが、今は留守にしている。(トゥルクはインペリアルの他にも見送った仲間がいたと誓うが、思い出せない)」

「トゥルクがこの話をすると、多くの者がこう言う。『じゃあなんで自分は彼らのことを一度も見たことがないのか』と。彼らはこの者たちのそばにいる。いつも、トゥルクの胸の中に。死んでいるが、ちゃんとそこにいる」



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Elder Scrolls Online公式サイトにて掲載されたLoremaster’s Archiveの記事を日本語訳したものです。ESOゲーム内書籍として実装されていない本については英語の題名と著者名を併記してあります。ゲーム内書籍として実装されている本については、訳はESO日本語版同書籍のものです。

原文:Loremaster’s Archive: Undaunted – A Life of Glory - The Elder Scrolls Online(https://www.elderscrollsonline.com/en-us/news/post/1401

訳:かみつき 2023年5月

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