2023年5月26日金曜日

ネクロムが登場するゲーム内書籍


ESOで新章「ネクロム」が登場する前に、これまでTESゲーム内書籍のなかでネクロムについての描写があったものをUESPを参考に探してみました。ネクロムがゲーム内で実際にプレイヤーが訪れることのできる場所として登場するのは「TESⅠ:Arena」以来になります。



・『ネクロム事件』

ネクロム事件 : Skyrim Library
https://skyrimlibrary.ldblog.jp/archives/21385198.html

Lore:Incident in Necrom - The Unofficial Elder Scrolls Pages (UESP)
(https://en.uesp.net/wiki/Lore:Incident_in_Necrom)



・『帝国へのポケットガイド』(初版) 


(拙訳)

ネクロム
「"死者の都"、ネクロムにはトリビュナル信仰より以前の宗教的伝統が受け継がれている。モロウウィンドの全土より、あらゆる名家のダークエルフが、時には何か月にもわたる厳かな行進をおこなって死者を運んでくる。本土から見たネクロムは、聳え立つ壁と白い塔を持つ巨大なネクロポリスのように見える。その印象は、昼夜問わず絶えることなく都への道を行く死者の列によってさらに強くなる。実際には、この都には生者も群がっている。死者をあの世に弔う支度をしその遺体を適切な儀式で都の地下にあるカタコンベに納めることを唯一の使命とする、膨大かつ複雑な階層の司祭や侍女たちがいるのだ」


Lore:Pocket Guide to the Empire, 1st Edition/Morrowind - The Unofficial Elder Scrolls Pages (UESP)
https://en.uesp.net/wiki/Lore:Pocket_Guide_to_the_Empire,_1st_Edition/Morrowind



・『ヴィベクの36の教訓』第34説話 

 

二人は中界へ入り、かつてアイエムとセトがヴィベクを見つけた場所の近くの村へ向かった。八匹目の怪物はそこにいたが、怪物らしい行動は起こさなかった。困った顔をしながら足を海につけて座っていた。親を見た彼は、なぜ自分が死んでオブリビオンへ戻らねばならないのかと聞いた。

そうしなければ自分自身の存在を裏切ることになると、ヴィベクは八匹目の怪物に言った。これでは怪物が満足していない様子だったため、まだアイエムの慈悲を残していたヴィベクはこう言った:

「炎は私のものだ、飲み込まれるといい
そしてボエトヒーアの家の
パドメの祭壇に
秘密の扉を作るといい
そこは安全で
見守られている」

怪物は穏やかな表情でムアトラを受け入れ、彼の骨は死者の街ナルシスの土台となった。


※ナルシスとなっていますが、諸々の描写を鑑みるとここで語られている街の名前は正しくはネクロムであると考えられます。後から設定が変わったのかもしれません。ESOでもこの「ヴィベクと怪物」の逸話がネクロムの物語として登場することが開発陣のコメントで紹介されています。

Lore:36 Lessons of Vivec, Sermon 34 - The Unofficial Elder Scrolls Pages (UESP)
https://en.uesp.net/wiki/Lore:36_Lessons_of_Vivec,_Sermon_34



・『ニベンの父』

 

断章 2

  網でできた絶壁が巨大なあごのように突き出ており、
  西の方には航路がないことがわかり、
  ニベンは南へと船を出した。
  聖域と平和を約束する
  砂と森林に覆われた島を通りすぎた時、
  乗組員は喜び騒いだ
  だが垂れ下がった岬に似た革でできた羽のような木の上に
  巨大な影が現れた時、歓喜は恐怖へと変わっていた
  船ほどの大きさのコウモリトカゲであったが
  よい水先案内人であるトパルはただ弓を構え、その頭に一撃を加えた
  トカゲは倒れ、トパルは船員長に聞いた「死んだかな?」
  トカゲが白波にぶつかる前に、今度は心臓にとどめを刺した
  それから四十日と六日、ニベンは南へ船を走らせた

 トパルの案内人、製図家、生存能力、談話家としての武勇伝に加えて、弓矢の名手であることがわかる。もちろん詩的許容であるが、神話紀のアルドメリは洗練された射手であったことは考古学的にも証明されている。彼らの弓は木を重ねたもので、銀の絹糸で警笛が下げられており美しいものだった。何千年も前の専門家も絶賛している。

 この断章の初めでトパルが立ち向かう生き物は、その怪物は竜を思い起こさせるが、現代のモロウウィンドにいる崖に住む種族の祖先のようだ。海岸線の足場の悪い不安定な崖はネクロムのように思える。ゴルン島は「コウモリトカゲ」の巣であるのかもしれない。ただし、私が今知る限りの情報では、モロウウィンド東部にそのような生き物はいない。


Lore:Father Of The Niben - The Unofficial Elder Scrolls Pages (UESP)
https://en.uesp.net/wiki/Lore:Father_Of_The_Niben) 



・『先人とダンマー』

 

ゴーストフェンス

 家族が守るべき厳格なしきたりの中で最も重要なことは、先人の亡骸をネクロムのような死者の街に埋葬することである。ここでは魂が定命者世界に対する恐怖を慰めあうのだ。しかしながら、一族の祠と家族がいる周辺を守るゴーストフェンスの一部として役立てるために、大変な栄誉と捧げものの証として、亡骸の一部を持つことも認められる。この取り決めに関しては、家族の意思によるものが多く、遺骨から指関節の骨が抜き出され、厳粛な魔法や儀式を通じて一族のゴーストフェンスに組み込まれることが多い。例外的に、遺骨全てや保存された死体そのものがゴーストフェンスに組み込まれることもある。

 これらの亡骸は先祖の魂、とりわけその身体の持ち主だった魂にとって標識や集合場所の役割りを果たす。多くの亡骸が使われているほど、そのゴーストフェンスの力は強くなり、生きている時に強かった者ほど強力な亡骸となる。

 トリビュナルによって作られたブライトを阻止するためのグレート・ゴーストフェンスには、もうひとつの家族として聖堂や一族に魂を捧げた聖堂の英雄、インドリル家やレドラン家の英雄達の骨が使われている。また、このゴーストフェンスにはネクロムの地下墓地とモロウウィンドの戦場にあった骨も多く使用されている。


先人とダンマー : Skyrim Library
https://skyrimlibrary.ldblog.jp/archives/20480925.html

Lore:Ancestors and the Dunmer - The Unofficial Elder Scrolls Pages (UESP)
https://en.uesp.net/wiki/Lore:Ancestors_and_the_Dunmer



・『2920』黄昏の月 11巻

※ESO収録の版ではラストのシーン

 

2920年 黄昏の月3日
モーンホールド(モロウウィンド)

 デュークは窓の外をじっと眺めていた。四日目の早朝。街は赤い霧にすっぽり覆われて、稲妻の閃光が走っていた。通りには吹き荒れる風が巻きおこり、城の旗を強くなびかせ、家々の窓を固く閉じさせた。何か不吉な事が起こりそうな予感であった。彼自身、学識はそれほど高くはなかったが、彼の家臣も同様に、これから何か悪いことが起こりそうな気配を感じていた。

「伝令はいつ届くのだ?」と、デュークは城主に向かってうなるように言った。

「ヴィベク様は皇帝と協定交渉のため、遥か北の方へいらっしゃるのです」と、城主は恐怖におびえながら言った。「アルマレクシア様とソーサ・シル様はネクロムにいらっしゃいます。数日内には連絡をつけられると思われます」

 デュークは頷いた。確かに伝令が到着するのも速いだろうが、それよりもオブリビオンの手の方が速いことを知っていたのだった。


2920 黄昏の月、11巻 : Skyrim Library
https://skyrimlibrary.ldblog.jp/archives/20674688.html) 

Lore:2920, Sun's Dusk (v11) - The Unofficial Elder Scrolls Pages (UESP)
https://en.uesp.net/wiki/Lore:2920,_Sun%27s_Dusk_(v11)



・『アイレン:不測の女王』

 

さて、諸君の中には、アイレン王女がサマーセットにいなかった間に経験した、冒険に関する数々の面白い話を聞いたことがある者がいるかもしれない。一等航海士としてアンヴィルの海賊船長と共に航海したとか、ネクロムの宝物庫でインディゴの書を読むためにダンマーに変装したとか、リハドの修道僧に刀剣の舞いで打ち勝ったとか、ハチミツ酒飲み比べコンテストで、ウィンドヘルムの炎の髪のマブジャールン女王よりも飲んだとか。断言するが、全ての俗説や噂は実にばかげているし、非常にふざけている。我らが女王は単にご自分のやり方で独自の研究を行い、プラキスと儀式制君主政治の準備をしていて不在であっただけの話だ。


Lore:Ayrenn: The Unforeseen Queen - The Unofficial Elder Scrolls Pages (UESP)
https://en.uesp.net/wiki/Lore:Ayrenn:_The_Unforeseen_Queen



・「テルヴァンニの要求」

※ESO、ストームヘヴンにあるメモ


宛先:アンガーサル船長
返信:テルヴァンニの要求


船長へ

お前に連絡するために、今ネクロムでこの手紙を書いている。テルヴァンニ家は、数カ月後に開催予定の行事のために、新たな人材を必要としている。お前がイリアック湾沿いにあるブレトンの村を標的にしているというのは、我々にとっては非常に都合が良い。次の基準を満たす対象者を連れてきてくれたら大きな報酬を与えよう。


—若い女性6名。全員20歳未満で、少なくとも焦げ茶色の髪が1人と、金髪が2名。そして太っている女性を少なくとも1名、極端に色白であるとなお良い。

—若い男性7名。全員24歳未満で、髪の色は何でもかまわない、ただし毛深すぎないこと。少なくとも5名には肉体労働をしてもらうため、体格は重要だ。残りの2名は背が高くて細身の方が好ましい。そのうちの1名が青い目をしていればなお良い。

—年配の男性2名。ただし健康でなければならない。死にかけの男は必要ない。付き人として奉仕できる男性を捜している、視力が良いことも不可欠だ。

—最後は、性別と年齢に条件はないが、とにかく豚に精通している人物でなければならない。新たな豚の飼育者がどうしても必要なのだ。前の担当者は食われてしまった。


この条件を満たす人材を手に入れてくれたら、通常の倍の報酬を払おう。さらに、条件を満たしている数に応じて追加で「景品」を贈ろう。

安全な航海を、セラ。


—ルラレル・テルヴァンニ


 Online:Telvanni Requirements - The Unofficial Elder Scrolls Pages (UESP)
https://en.uesp.net/wiki/Online:Telvanni_Requirements

0 件のコメント:

コメントを投稿

ロアマスターズアーカイブ:グアルのすべて

Loremaster’s Archive: All Things Guar 04/17/2015 ダールモラの著名なグアル飼いであるエスクーが、グアルの飼育と訓練に関する皆さんの質問にお答えします。あなたが思っている以上に、知るべきことはたくさんあります! グアルへの関心が急に高...