2023年4月26日水曜日

ロアマスターズ・アーカイブ:魂の解釈

LOREMASTER’S ARCHIVE: THE INTERPRETED SOUL

08/29/2014


魂の性質について書かれた新しい伝承の本を読んで、あなたの疑問を解決してください。

本日は、聖蚕会のクラシウス・ヴィリア修道院長が新しい伝承の本と共に、魂や死、その先に待つものについての質問に答えてくれます。お楽しみに。

次号では、Thendaramur Death-Blossomがデイドラの君主ボエシアに関する質問にお答えします。……までお送りください。(※2014年掲載時の内容です)



『魂の解釈』(※ESOゲーム内では『割り当てられた魂』という題で実装されています)

クラシウス・ヴィリア修道院長 著

THE INTERPRETED SOUL
By Abbot Crassius Viria


ある新人修道士が昨夜私の瞑想を邪魔した。彼は驚き取り乱していた。「修道院長様!」と彼は泣き叫んだ。「今までで一番恐ろしい夢を見ました。トンネルで長老達の世話をしていたのです。水や食べ物を持って行ったり、安らぎの歌に耳を傾けたり…いつもと同じ静かな一時でした。聖蚕の優しげな羽ばたきが聞こえました。しかし突然、私の視界はおぞましい亡霊どもで一杯になったのです!肉体を持たない死者が回廊をさまよっていました。まるで聖蚕が彼らをエサにしているように私には見えました。彼らの霊的物質の名残…おそらく魂そのものを吸い取り、それで空腹を満たしたのです!修道院長様、これは狂気なのでしょうか…ただの夢にすぎないと言ってください!」。

我が教団の新人修道士が不穏な夢に悩まされるのは珍しいことではない。我々の聖なる任務と星霜の書、そしてその計り知れない謎に近づく知恵を与えてくれた先人について学ぶとき、新人がそのような夢を見ることはよくあるのだ。書から得られる知識の多くはあくまでも体得しなければ自分のものにはならない。私は日々の激務で疲れ果てていたが、何とか彼の中にある恐怖を取り除くことができた。我が教団と魂との関係性、そして定命の者の存在を越えて知識の断片を守っている聖蚕に関して、彼の疑念を取り払ったのだ。

我々の奥義は召喚師や死霊術師が使うような粗野なものではない。彼らは魂を宿主から引き剥がし、それを拘束して、魂の行き先や本質を考慮せずにそのエネルギーを無理矢理方向転換させるだけだ。聖蚕と先人の魂の交流はもっと繊細であり、聖歌の木のように自然なものだ。そして我々は、織糸を見て宇宙のつづれ織りを読み解こうとする根気強い観察者だ。聖蚕と先人に仕えることによって、我々は導きを得る。因果関係を理解せずに、意志を不器用に行使することなど決してない。

私は彼にこう言った。魂は聖蚕と多くを共有している。その2つは象徴的な組み合わせだ。すべての存在の中心にあるエドラの衝動が魂そのものであると考えがちだが、私は別の見地で捉えるよう忠告した。言わばそれは、聖蚕の羽のように鱗片をはがされたもので、定命の存在に起こる事象を終始流れる導管で構成されていると想像すればよい。ニルンでの生命から解放されると、一種の消散が始まり、その後魂が持つ「平和への意思」の歌を聖蚕は学ぶ。そしてそれが我々に導かれ、何世代にも渡って守られ続けるのだ。

「平和への意思」そのものは、創造の偉大なる織物や、行き先のすべてに散在した魂の名残との関係を保たなければならない。このつながりと辛抱強い世話を通じて、現在や過去や既知の世界を超えた時間の関与しない場所から我々は導きを授かる。聖蚕は先人の魂を拘束や消化するのではなく、まるで壮大な歌の序奏部のように、彼らがろ過したものを我々に復唱するだけだ。

完全なる理解の夜明けはまだ彼に訪れていないものの、聖蚕に対する彼のむき出しの懸念はどうやら解消されたようだ。彼の旅の手助けができて私は満足だった。私は彼にこう告げた。来週はシルクの部屋の床を磨いてもらう。その間、魂の本質について考える時間はたっぷりあるだろうと。私の夜の瞑想を邪魔した罰として、それぐらいはしてもらわなければ困る。



クラシウス・ヴィリア修道院長があなたの質問に答えます:
THE ABBOT CRASSIUS VIRIA ANSWERS YOUR QUESTIONS:


「ノルドの一人として、私は自分の魂がショールの許しを得てソブンガルデに行くであろうというのを知っていますが、もし私が選んだとしたら、ソブンガルデを離れエセリウスの他の領域に行くことはできますか? それとも、私の魂はその領域に結び付けられるのですか?」── Rhaegar Volkerより


クラシウス・ヴィリア修道院長の回答
「死者の魂が召喚され、エセリウスでの滞在について語ることは稀です。ですが我々の教団が確信するところによれば、意思に基づく行動、そのような旅などは、意思というもの必要とされない場所においては稀であると考えられるでしょう。選択の意味がない場所には、選択肢はないのです」


「ファロウストーンの間の賢者スヴァリの本には、ハーシーンは全ての死するライカンスロープの魂を奪い去る(※claim)と書かれています。これを読んで、定命の者の魂が死後に行く場所について最終決定の権利を持っているのは誰なのかという疑問が浮かびました。この例から言うと、エイドラよりもデイドラの君主の方がより大きな決定権を持っているように思えます。人間の魂をめぐって、神々の間で何らかの対立が起こる可能性はありますか? そしてもしそうなら、何がこの対立における決着の決め手になりうるのでしょうか?」── Inkwolfより


クラシウス・ヴィリア修道院長の回答
「賢者スヴァリが記した、ハーシーンが全ての死するライカンスロープの魂を"奪い去る"というのは詩的ではありますが誤解を招く表現です。生きている間の選択によって魂がどこへ行くかを決めるのは、あくまで定命の者たち自身です。とは言え、しかしながら、虫の教団の死霊術師たちが儀式の犠牲にした定命の魂を乗っ取ってデイドラの領域に送る方法を見つけたというような報告もあります。これが本当なら恐ろしいことですが、我々は今のところ明確な確証を得ていません」


「タムリエルを旅していて、意識を持った友好的な幽霊の数が異常に多いことに気づきました。これはあの次元融合と何か関係があると思いますか? それとも他に理由があるのでしょうか?」── Basha-joより


クラシウス・ヴィリア修道院長の回答
「ここ1、2年で安らぎを得ぬ霊魂の数が増えたことは否定できません。実際、我々の推定では、そうした霊魂の出現数は歴史的に見ても多くなっています。同時期に我々の世界がデイドラと、ダークアンカーと呼ばれるものに襲われているという事実は偶然とは思えません。恐ろしいことに、現実を織りなす糸がほころびつつあり、"書"はあいまいな結果を語っています」


「修道院長殿、私は信仰に関するシンプルな質問とやや入り組んだ話題を持って参りました――顔の毛と、それが持つ形而上学的意義についてです。髭(とあらゆる体の毛、もし該当するなら)は聖蚕会、そして古代ニベネイの文化においてどのような役割を果たしているのでしょうか? それらは、なにかしらの形で、我々の集団においての精神的役割とアービス内の居場所と関係しているのでしょうか?」──大いなる愛を込めて、Vivul Maloren, of Ald-Cyrodより


クラシウス・ヴィリア修道院長の回答
「男性の聖蚕の僧侶の多くが特徴的な顎元をしているのはたしかに事実です。それらは威厳があり時にはきらびやか、はたまた伸ばしっぱなしのぼうぼうで、とにかく数多くあわゆる種類があり、何故そうなのかというのは神秘的な理論と難解な過程に基づいています。しかしながら、賢い学生は単純に、視力の弱い者があごひげを剃るという仕事がいかに複雑かということを考えることでしょう」



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Elder Scrolls Online公式サイトにて掲載されたLoremaster’s Archiveの記事を日本語訳したものです。ESOゲーム内書籍として実装されていない本については英語の題名と著者名を併記してあります。ゲーム内書籍として実装されている本については、訳はESO日本語版同書籍のものです。

原文:Loremaster’s Archive: The Interpreted Soul - The Elder Scrolls Online(https://www.elderscrollsonline.com/en-us/news/post/1153

訳:かみつき 2022年2月

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