『影の書』
第一の書:
────この影と、世界との関係の探求に選ばれ、アズラ・ナイトウィールダーは影が単なる光の欠落ではなく、衝突する力によって創り出される可能世界の反映であることを初めて発見したのだった。光が岩に当たるとき、その影は過去、現在、未来においてその衝突の記録となる。
火と水、風と岩、国々の戦争などの他の衝突する力もまた、より微妙な影を生み出している。
技術と忍耐さえあれば、あらゆる影を読み取り、そのパターンを導き出し、強調し、取り除くことができる。
影を操ることは、伝染によって、影を投じた物体や力そのものを操ることとなる。
第二の書:
────アズラはかつてない試みに挑んだ。自らの影を操り、あらゆる可能世界に存在する全てのアズラと同時に接続して融合し、一個の存在から普遍の存在へと変わろうとした。
無知なレッドガードの兵士たちは、アズラが成功した場合の力を恐れ、罠にかけ、対峙した。
その戦いは、魔術師によい結果をもたらさなかった。
彼が魔法の制御を失ったときに出来た大穴は、彼の名のついた村「アズラズ・クロッシング」で今も見ることができる。
その日、影の学問は偉大な人物を失った。しかし、ペルガン・アスールのような他の人物が彼の代わりを務めようとしている。
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「The Elder Scrolls Travels: Shadowkey」に登場する、『First Scroll of Shadow』と『Second Scroll of Shadow』の拙訳です。
「Shadowkey」は2004年に、N-Gage(携帯電話とゲーム機の機能を持つ端末なんだって知らなかったなぁ。N-Gage - Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/N-Gage)向けにリリースされた作品で、TESの携帯機向けシリーズであるTES Travelsの一作でもあります。
この作品に出てくる影の魔法についての設定は、ESOのナイトブレードが使うスキルの設定として登場していたり、ネクロムから加わったコンパニオンであるアルカニストのアザンダーのクエストで可能性の世界から力を引き出す研究が登場したりします。
また、アズラ・ナイトウィールダーの最後の試みが行われたアズラズ・クロッシングはハンマーフェルにあり、2018年に公開されたTES6のアナウンス動画でちらりと見えた巨大なクレーターのような地形はその場所なのではないかという説も出ています。
原文:Shadowkey:Scroll of Shadow - The Unofficial Elder Scrolls Pages (UESP)(https://en.uesp.net/wiki/Shadowkey:Scroll_of_Shadow)
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